年頭所感

平成27年元旦


 新年あけましておめでとうございます。
 昨年も例年にも増して、楽しく会員の皆様と共に本会の運営ができましたことを厚く感謝申し上げます。
 平成27年6月末をもちまして、会長として3期目の任期を終了致します。お陰様で残り半年間の事業日程も定まり、順調な滑り出しとなっております。
 また、柴田勝県歯会長を中心とした栃歯の執行部が発足してこれまた6年目となる今日、栃木県歯科医師会をはじめとして、県内各地区の歯科医師会そして各関連の団体においても、日本歯科大学卒業の校友諸氏が、それぞれの立場で要職を担っております。近隣の他県と比べて本会会員の躍進には目を見張るものがあります。
 さて、今年に入って最初の事業として、2月8日(日)に昨年8月に自治医科大学口腔外科学講座教授に就任なされました森良之先生(73回卒)を講師に迎えての学術研修会を開催する準備を進めております。
 森先生は日本歯科大学卒業後、東京医科歯科大学口腔外科に8年間、そして東大に25年間研鑚を重ねて、自治医科大学教授に推挙されたと聞いております。
言うならばその優れた学識と高い技術力が認められた実力派で、同じ日本歯科大学の校友として、誇りに思うと同時に大きな期待が感じられます。
 過日、小山支部富士見会の忘年会で森先生と同席する機会がありましたが、大変温厚で親しみのある人物でした。来る2月8日の研修会には多くの会員のご参加をお願いいたします。
 話は変わりますが、昨年12月9日に配信された緊急のFAXにより、兼ねてより次期参議院選挙に再度出馬すべく準備を整えていた西村まさみ先生が日本歯科医師会参議院比例代表選挙候補者選考委員会において信任を得ることが出来なかった旨の報告がありました。前回の選挙と異なって今回は野党民主党からの立候補となることで日本歯科医師会としても現職をはずす苦渋の選択であったと思われます。前回選挙の石井みどり先生の得票数をみれば、ここにようやく職域代表の議員としての存在感が浸透してきたところで、今や西村先生は歯科界の発展に不可欠な人物となってきています。何もかも熟知し、これまで培われてきた経験や人脈が生かされる即戦力としての人選は選択肢としてそう多くはないと思います。与野党の両方に人材を配置し、歯科のみならず国民の医療全般にかかわるあらゆる政策を超党派で構築していくという考え方があっても良かったのではないかと思います。西村まさみ先生のこれまでのひたむきな生き方といつも気配りのできた人柄を思うと残念の一言です。
 ここで話を本会に戻しますが、限られた任期内に会長として自分の思うところを推し進めてきたところです。それも会員の皆様からのご支援があったからこその現在の結果があります。
 顧みますとすべての点に少し急ぎすぎた思いがあります。これらの事は、若手の理事の働きによることが大きいのですが、自分の予想以上のものが順調に進み、以降はこれらを如何に良い状態で維持し続けるかが課題となってくるのでは・・・。
 最後になりましたが、本年も栃木県日本歯科大学校友会として、会員の和を育みつつ母校への協力を惜しまないつもりです。よろしくご支持のほどをお願い申し上げます。

 

栃木県日本歯科大学校友会

会長 大川 新